Works 12 — 宿舎の改修 宿舎に
宿舎に
新しい息吹を。
合同宿舎渡鹿住宅 4〜9号棟 内装改修

長く使われてきた宿舎の住戸は、設備も内装も、今のライフスタイルと少しずつ合わなくなっていきます。建て替えるのではなく、間取りの骨格は活かして、住戸の中身をまるごとつくり替えて使い続ける。既存ストックを活かす仕事です。
はじめに — 6棟148戸
熊本市の合同宿舎渡鹿住宅では、4〜9号棟、6棟148戸の内装と設備を更新する改修の設計を担当しました。床・壁・天井の仕上げから、キッチン、浴室、電気・機械設備までを一新する計画です。
住戸を、今の暮らしへ 
改修前 — 押入と襖の間仕切り 
改修後 — 床から天井までの4枚戸。開け放てばワンルームに 
改修前 — 玄関 
改修後 — 造作棚を備えた、明るい玄関に 
改修前 — タイル張りの浴室 
改修後 — ユニットバスに更新 
改修前 — ステンレス流し台の台所 
改修後 — システムキッチンに更新。設備までまるごと今の暮らしに合わせる
この計画でポイントとなったのは、現状の間取りが生活を固定するようなスタイルではなく、様々なライフスタイル、家族構成、住まわれ方にいかに柔軟に対応できるかということでした。そこで、基本的にワンルームとし、必要に応じて間仕切りをするという案を採用しました。全室同じ床材、壁仕上とし、床から天井までの4枚戸を設けています。畳は周囲を板張りとし、和室ではなく、畳スペースにしています。古びていた住戸の一室一室が、様々なライフスタイルを受け止める快適な住居になればと期待しています。








配管は、外壁に 
改修前 — 住棟の外観 
改修後 — 配管は外壁に露出させて更新
設備の配管は、建物の外壁に露出させて更新しました。将来の点検や取り替えがしやすいよう、メンテナンス性に配慮した選択です。整然と並ぶ配管は、住棟の外観に新しい表情も与えています。

