Works 04 — 文化遺産の継承(その2)

文化財を、未来に
引き継ぐために。

衆議院事務局分室 内装整備・耐震改修

東京・千代田区。高層のビルやマンションに囲まれて、木造と鉄筋コンクリート造からなる2階建ての小さな邸宅建築が残っています。いまも衆議院の事務局分室として、現役で使われている建物です。

衆議院事務局分室 — 車寄せのある玄関ポーチと格子戸
高層ビルを背に残る邸宅建築 — 格子戸の玄関に、いまも明かりが灯る
建物の歴史 — 公邸として建てられて

この建物は、昭和26年(1951年)に衆議院副議長公邸として建てられました。戦後まもない時期の、木造と鉄筋コンクリート造を組み合わせた2階建ての公邸建築です。のちに衆議院事務総長公邸として使われ、現在は事務局分室として、役割を変えながら70年以上使い続けられています。

畳の続き間や掘りごたつのある和室、京壁、障子や襖、木製の建具。洋間における窓枠やドア枠に施されたレリーフなど、建てられた当時の内装が、いまも使い込まれたまま残っています。派手さはないけれど丁寧につくられた戦後の公邸建築が、都心で現役のまま働き続けている。それ自体が、この建物の価値となっています。

受け継ぎながら、重ねる

建築の内装改修(修繕)と耐震改修設計を担当しました。畳の交換、京壁の補修、障子や襖の張替。建具やディテールなどの貴重なつくりを一つずつ確かめながら、丁寧に修繕し、そこに耐震補強と現代の設備を重ねていきます。文化財を活用して使い続けるための設計です。

業務概要
名称事務局分室 内装改修
所在地東京都千代田区
構造・規模木造・鉄筋コンクリート造 2階建て

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