Works 09 — 児童相談所の増築 子どもを守る力を、
子どもを守る力を、
高める。
久留米児童相談所 増築ほか(工事中)
児童相談所への相談件数は増え続け、職員の数もそれに応じて増えています。職員が効率よく働ける場所があるかどうかは、子どもの安全に直接つながります。

はじめに — 限界だった執務室
久留米児童相談所では、職員が増えるたびに建物の中の改修を重ねて、席を確保してきました。その積み重ねで執務室は分散し、動線が交錯して、仕事の効率に支障が出るところまで来ていました。敷地は狭く、駐車場の確保も課題でした。
ユーザーの要望は明快でした。執務室を、可能な限り1か所に集めること。
ひとつの執務室に集める 
内観パース — 分散していた席を、ひとつの執務室へ
様々な案を比較検討した結果、既存1階の事務室を中庭側へ広げるワンルーム増築を採用しました。分かれていた席をひとつづきの執務室にまとめ、動線の交錯をなくし、見通しをよくすることで組織として各セクションの連携がとりやすい形としています。

休まない施設で、工事する
児童相談所に休日はありません。相談の窓口を止めずに工事するため、施設を使いながら順番に工事範囲を移していくローリング計画を設計に組み込みました。騒音の大きい解体は休日や連休に。事務室の壁を解体するときは、執務機能をいったん2階へ移してから短期間で一気に進めます。
施設概要
| 名称 | 久留米児童相談所 増築ほか |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県久留米市 |
| 構造・規模 | 鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造・地上2階 |
| 延べ面積 | 1,558.60㎡(うち増築 112.82㎡) |
| 完成予定 | 2026年11月 |